Supreme 20FW フォトTの「Pharoah Sanders」って?

supreme_makes_line遊び
Photo by Timothy K on Unsplash

いまや知らない人はいないであろうストリートファッションブランド「Supreme」。

世界中が夢中になるSupreme(シュプリーム)の謎 | メンズファッション | LEON レオン オフィシャルWebサイト
ラグジュアリーとストリートが互いに影響し合っている昨今のファッションシーン。その現象を象徴する存在のひとつが「シュプリーム」ではないでしょうか。なぜ、誰もがこのブランドの魅力に引き込まれるのか。その理由を考えてみました。

Supremeが毎シーズンリリースするアイテムとして、
毎回異なる著名人のSupreme着用写真がプリントされているTシャツ、通称「フォトT」があります。
今年の秋冬のフォトTには、スピリチャルジャズの巨匠「Pharoah Sanders」が登場しました。


なんと渋いセレクト!
この記事では、Pharoah Sandersについて私の大好きな曲とともにご紹介します。

そもそもSupremeって?

90年代~00年代に巻き起こった「裏原宿ブーム」というファッションムーブメントをご存じでしょうか?
私はこのブームの影響を思いっきり受けた世代なんです。


Undercoverや、A Bathing Ape、Good Enoughなどの日本発のストリートアパレルブランドが原宿界隈にお店を出し、毎週末の新商品リリースの際にはおしゃれな人たちが列を作っていました。


インポートブランドのSupremeもそんなブームのなかにあったと記憶しています。
当時はSupremeの店が日本になくて、セレクトショップで運よく買える感じだっだかなと。
その後、代官山に店舗ができて、その人気を確たるものとしていきました。
ブランドの歴史が詳しくまとまった素晴らしい記事がありますのでこちらをご参照。

これで君もSupreme博士!Supremeの歴史、豆知識をまとめてみた!
毎シーズン数多くのブランドとコラボレーションすることで、世界中のキッズを魅了する世界的に有名なストリートウェアブランド「Supreme(シュプリーム)」の歴史、豆知識などをまとめました。読むだけで誰でもSupreme博士になれるウンチク満載

Supremeのセンス

おっさんになってしまった私は、いまさらSupremeを着るのも照れてしまいます。
なので、毎シーズンのクリエイションを見て「かっこいい!」とほれぼれすれど、なかなか購入に至らないのが現状。(欲しくてもなかなか買えない感じですし。)


ただ、Supremeのアパレルには、このフォトTもそうですし、なんらかストーリーや元ネタがあります。
このHip Hop以降の感覚というか、サンプリングカルチャーというか。
その姿勢にはやはりヤラレてしまう自分がいます。

今のSupremeはファッションアイコンとしての側面がフィーチャーされがちですが、
今季フォトTになった「Pharoah Sanders」をご紹介しつつ、
Supremeのカルチャー面でのセンスを共有したいと思います!

Pharoah Sanderってだれ?

1960年代から活躍するアメリカのジャズアルトサックス奏者です。
ジャズというと敷居が高そうに聞こえますが、はい、正直高いです笑
そして、そんなジャズのなかでも「スピリチャル・ジャズ」とか「フリー・ジャズ」と呼ばれるような、もはや意味不明なくらい高尚なジャンルの代表的なアーティストです。

Hip Hopからのアプローチ

そんな高尚すぎるサンダースですが、
おそらくもっとも有名な曲は、このめっちゃくちゃダンサブルな名曲
「You’ve Got to Have Freedom」だと思います。

Pharoah Sanders – You've Got To Have Freedom

おしゃれなピアノに吹き乱れるサックスがクレイジーで体動いちゃいますな。

この曲は、90年代以降様々なダンスミュージックのアーティストからピックアップされ、
引用された曲です。
HipHopサイドの人間からもずっと愛されている名曲です。(私もその一人)

Boogaloo / Freedom
You The Rock & DJ Ben – Over The Border (1992)
R.E.P "Look up (see whats going down)"

クラブDJによる発掘

さらに、この曲は後年クラブDJたちによって“踊れるジャズ”として再発掘・評価されることになります。
この踊れるジャズをクラブでかける「クラブ・ジャズ」というジャンルが一時代を築きますが、
このジャンルを代表する1曲として君臨しています。
そんな流れでこんな素晴らしいカバーも存在。

Build an Ark – You've gotta Have Freedom

サンプリング・ルネッサンス

さらには、日本が誇る00年代以降のHip HopプロデューサーNujabesのネタになっていたり。
Nujabesはおそらくサンダーズとか大好きでしょうね。

Pharoah Sanders – Save Our Children (1999)
サンプリング元 ※1:40くらいから聞いてください!
Nujabes – Blessing It (remix, feat. Substantial & Pase Rock from Five Deez) [HD]


最近も日本語ラップで引用されていたりなど、現在も高い人気を誇るアーティスト。

Pharoah Sanders – Farah
サンプリング元
NINGEN State of Mind pt-2

まとめ

SupremeのフォトTには過去に、NasやThree Six Mafia、MARY J. BLIGEなど
私世代のhiphopアーティストが登場したりするなど、
世代的にもHip hopカルチャーへのリスペクトがものすごいです。
スケートカルチャーをルーツにするSupremeですから、
スケートの映像には音楽がつきものなので、当たりまえといえば当たりまえですかね。


Supremeのこの感覚を知識として知ってるだけでも、Supremeを着るのが楽しくなると思うので、
服と合わせてぜひ彼らの名曲たちもチェックしてみると楽しいかもですね!
ちょっとでも着てる服のうんちくを語れたりすると素敵ですよね。
(いまの若い子、そんな感覚ないのかなぁ・・・)

コメント

タイトルとURLをコピーしました